起業を志したきっかけ
スポーツで学んだ「諦めない力」が、今の僕を作っている
3歳での別れ、そして母への感謝
3歳のとき、父を亡くしました。それから母と姉2人、女手一つで育ててくれた4人家族での生活が始まります。今で も、母には感謝してもしきれません。
スケートに捧げた青春、そして届かなかった夢
小学生・中学生の頃は、夏は野球、冬はスピードスケートに明け暮れる毎日。中学3年生のとき、長野オリンピックで清水宏保さんが金メダルを獲得する姿に憧れ、高校では本格的にスケートの道へ進みました。親元を離れ、名門校で必死に練習する日々。
高校卒業後は大学に進学し、4年生でインカレ優勝、全日本6位という結果を手にすることができました。「諦めずに続ければ、目標は叶う」初めてそう実感した瞬間でした。
その後、就職を辞退してまでオリンピックを目指した時期もありました。結果は、二度とも選考会止まり。夢の舞台には届きませんでした。
それでも、本気で何かに挑み続けたこの数年間は、今振り返っても人生の大きな財産です。数々の出会いと、「やり切った」という手応えが、確かに残りました。
29歳、現役を引退。正直、あまり格好いい終わり方ではありませんでした。結果が出ないままスケートを続ける自分を、信じられなくなっていたのです。それでも、「何か人生をかけて頑張れるものを見つけたい」という思いだけは消えませんでした。
会社員として過ごした模索の日々
引退後は、スポンサーだった会社のゲストハウスで契約社員として働き始めました。休みなく働く毎日でしたが、正直なところ、心はずっと迷子のままでした。
「自分は一体何をやればいいんだろう」スケートしかしてこなかった自分には、これといったビジネススキルもなく、社会人経験もほとんどないまま20代後半を迎えていました。
同世代がキャリアを積み上げていく中、自分だけが取り残されているような焦り。何か手を打たなければと、簿記2級の勉強をしたり、人前で話すのが苦手な自分を変えたくてコミュニケーションスクールに半年通ったり、ブログやアフィリエイトにも手を出したりとにかく色々なことに挑戦しました。
でも、どれも本気で続けられず、成果も出ず、自信はどんどんすり減っていくばかり。今思えば、あの頃が人生で一番のどん底だったと思います。
33歳で結婚し、正社員に。少し安定を得たかに見えましたが、その後、グループ会社への出向でまさかの飲食の店長を1年間任されることになります。
メンバーには恵まれ楽しい時間もありましたが、飲食への苦手意識はより強くなり、「本当にこのままでいいのか」という迷いは消えませんでした。
そんな中、2018年、後の自分の道を大きく変えることになる、転機が訪れました。


迷いの先にあった、独立への決断
36歳、その出会いをきっかけに、副業として本気で取り組み始めました。どん底で何をしても続かなかった自分が、初めて本気で夢中になれるものに出会った瞬間でした。気づけば、自分の中の優先順位はその活動が一番になっていました。ちょうど出向も解除となり親会社へ復帰し、人事部のDXユニット推進部の責任者を任されるように。
その頃から、心の中である思いがどんどん強くなっていきました。それは「家族との時間を、もっと自由に持てる人生を作りたい」ということ。子どもたちが挑戦したいと思ったときに、それを後押しできる環境を整えてあげたい。
家族でいろんな場所に出かけて、笑顔をたくさん増やしたい。そんな思いが、独立を決意する大きな理由の1つになっていました。
38歳の7月末、退職。最後まで自分の仕事に手を抜かず、円満に会社を去りました。本当にお世話になった会社だからこそ、「もうサラリーマンには戻らない」そう心に決めていました。こ こから、フリーランスとして独立し、本格的に活動をスタートさせます。
今度は、僕が背中を押す番
独立したものの、最初から順調だったわけではありません。集客に本当に苦労しました。「自分の強みって何なんだろう」と模索する日々。YouTubeに挑戦してみたり、ブログを書いてみたり手当たり次第にやってみましたが、なかなか手応えを感じられませんでした。
そんな中、一番自分に合っていると感じたのがInstagramでした。「これだ」と思い、本気で取り組み始めます。学びながら作った「人生ドラマ化ノート」というサービスが一気に2本売れ、初めて30万円の売上をインスタから生み出せたときの喜びは今も鮮明です。
そこからインスタ運用やコンサル、講師の仕事が次々と舞い込むようになりました。これまでにコンサルティングした人数は100人以上。起業セミナーの講師としても、延べ1000名を超える方の前でお話しさせていただきました。
今は、「起業したい」と願う女性たちに向けて、それぞれに合った"稼ぐ力"の育て方をお伝えする活動をしています。一人ひとりの強みや状況に合わせて、その人らしい稼ぎ方を一緒に見つけていく、それが今の僕の役割だと思っています。
時間と 場所にとらわれない働き方ができるようになった今、家族水入らずの時間を過ごすことも。母と会う機会も自然と増え、独立して本当に良かったと思える瞬間の1つです。
挫折も回り道もたくさんありましたが、それでも一歩ずつ諦めずに進んできた道のりが、今の僕を作っています。この経験が、次に進もうとするあなたの背中を、少しでも押せたら嬉しいです。
